217km

712km

九州と中部で遠距離してるクセの強いカップルの話

はじめに

はじめまして、紺と申します。
化粧品集めと、読書と、特撮と、あと日本特有のインターネット文化が好きな、至って普通の成人女性です。



嘘です。




このブログは、インターネットという広大な海の中で出会ってしまった私と彼氏こと某氏の、九州(鹿児島)〜東海(愛知)間で繰り広げられる一風変わったカップルの遠距離恋愛模様を主に、好きなものを好きなだけ書きなぐっていくだけのものになります。
ブログらしいブログになるかはわかりませんが、一般的なカップルから斜め上にかっ飛んだ我々を温かく見ていただければ幸いです。

ブログタイトルの由来

タイトルの"712km"は鹿児島〜愛知までの直線距離を、一直線に結んだ距離を指します。
(陸路で計算すると1,032km)

意外に短いじゃんと思われますが、

新幹線だと4時間40分程度(新大阪乗り換え)、
飛行機だと1時間20分程度の距離になります。
※主に我々は飛行機を活用しています。
鹿児島〜中部国際空港間で運行しているLCCくんに感謝……!圧倒的感謝……!!!

 


≪注意≫ このブログは日本独自のインターネットミームに汚染されています。 唐突に下品な表現や下ネタが飛び出しますので、苦手な方は読まれないことを強くお勧めします。
尚、読まれて気分を害されたとしても責任は負い兼ねます。ご了承ください。

 


そんなわけで我々変人カップルの簡単なプロフィール紹介。

なれそめ編はこちらから
ネットで知り合った人と付き合うことになった①  

 

生粋の鹿児島県民。
思春期を女子校で過ごし、同性だらけの青春を送った結果、同世代の異性と接するのが苦手になるという十字架を背負うことになる。
電話口で話すと圧倒的高確率で男性と勘違いされる謎声帯の持ち主。
日本特有のインターネット文化と特撮が好きな女オタ。
好きな作家は江戸川乱歩

某氏

関西生まれのシティーボーイ。
男子校でむさ苦しい青春を送った為、大学では恋人を作ってあんなことやこんなことをするぞと意気込んだはいいが、現実はそんなに甘くなかった。
気分が乗ると歌い出したり、踊り出したり、叫び出したりと狂人感が否めない。
日本特有のインターネット文化と、ゲーム、アニメが好きなオタク。
好きな作家は伊藤計劃

ネトスト某氏と逃げたい私

某氏は割となんでも知りたい人です(私もだけど)。
ブログを開設したことを報告したら「教えてくれ」と言われました。

見てどうするんだろうこの人

自分で探せというともぞもぞ探し出したので、このブログが見つかるのも時間の問題かなと1人で震えてます。
まあ、わかりにくいようにちょっとフェイク混ぜたりしていくのでバレへんやろ……とは思いますが、バレたら嫌だなあ。

インターネットであった人と付き合うことになった③(デート?そして恋人へ〜編)

前回のあらすじ

某氏が思ったより老け顔(直球)だった。

夜は豚しゃぶっしょ

初めて会う相手、サークルや仕事以外でしっかり顔を合わせて話す初めての異性ということで、緊張しながらもそれを見せないように取り繕いつつ(できたとは言っていない)、他愛のない話をしながら知人と合流。
夜に鹿児島に着いたので、晩御飯を食べようと、とりあえず鹿児島といえば黒豚でしゃぶっとけばなんとかなるやろという安直思考で決めた黒豚しゃぶしゃぶを食べながら、他愛のない話で盛り上がりその日は解散。某氏とはホテルの近くで別れ、知人と2人で帰宅しました。

紺「明日から2人で行動なんですけど大丈夫ですかね」
知人「見てたけど某氏さん無害そうな人だし大丈夫でしょ」
紺「ヤバかったらまた呼びますわ」
知人「えー。考えとくわ」

知人と軽口叩きながら、生まれてこのかた異性と2人で数日(といっても2日)遊ぶという経験のない私は、ちゃんと某氏と話せるかな、鹿児島楽しんでもらえるかな。と楽しみ半分モヤモヤ半分で翌日を迎えました。

デートをした結果

翌日は朝から行動開始。
駅で待ち合わせをして、仙巌園・城山・天文館・水族館を回るというド定番コースを制覇しました。
緊張のせいか記憶が薄れたせいか、あまりよく覚えてないのですが、某氏がただひたすら無表情なので楽しめているのか、つまらないのかなと不安で気が気でなかったかすごく不安になったのははっきりと覚えてます。

※当時は知らなかったのですが、某氏はやや表情が変わらない人なので、楽しくても嫌でもそんなに表情が変わらないタイプの人です。


そんな中、特に印象的だったのは、夜ごはんを食べてそれぞれのホテルと自宅に帰ろうとした際、某氏が手を出してと言われて手を自分の体の正面に真っ直ぐ出すと、その手を握られたことです。アルコールを少し摂ったので、酔った勢いかなと当時は思いましたが、手を握られた際、嫌悪感は不思議と湧かなかったのを覚えてます。

翌日も、知人を呼ぶようなこともなく無事に過ごし、某氏は愛知へ帰って行きました。

その後

某氏が愛知に帰ってからも毎日こまめに連絡を取り続けた結果、どちらからということもなく、なんとなく彼氏・彼女の関係になりました。
実際はもう少し違うんですけど、でもなんとなくお互いが好きなんだというのでだらだらと今の関係になっています。
(だから世間のカップルが祝う記念日というものが正式にはないです。多分ここら辺で区切れば大丈夫やろっていう日はありますが)

知人にも某氏との関係は伝え、今に至るまで逐一何かがあれば報告してます。
また知人関係で何かあれば、それも書くことができればな。とは思います。

おまけ

※しばらく経ってからの会話
紺「某氏さん初めて鹿児島来た時めっちゃ無表情だったでしょ。あれめっちゃ怖かったわ」
某氏「そんなつもりなかったで。ずっと紺さんの乳でかいなって乳見ながら考えてた
紺「マ?(ドン引き)全然わからんかった」
某氏「紺さんは鈍感やもんね」
紺「こいつ無表情で乳を視姦してたのか……」
某氏「後あわよくば一発ヤれるかなって思いました」
紺「現実は甘くなかったな」

ネットで知り合った人と付き合うことになった②(ファーストコンタクト編)

前回のあらすじ

チャットしてたら1週間ぶりにオナニーしていた生き別れの双子(大嘘)と連絡交換をした。



紺、会いたいと言われる

某氏とカカオを交換してから1週間ぐらいは文章のやりとりが続き、文章のやりとりがめんどくさくなったので無料通話機能を使って話すようになりました。
お互いの仕事のことや家庭環境の話、趣味の話や日本独自のインターネット文化の話(例のアレ)まで、毎日よく飽きないなというほど話してました。

電話をするようになってしばらく経った7月ごろ、某氏が会ってみたいと言ってきました。

まだ知り合って1ヶ月だよ?早くない????

ホモはせっかちだなと思いつつ、どうしてか聞いてみたところ「私と会ってみたい」「九州に行ったことないから行ってみたい」とのこと。
そうかと適当な相槌を打ちながら、内心はちょっと嫌だなあと思っていました。



私が会いたくない理由

私が会うのはちょっと嫌だなと思ったのには理由がありました。

一言で言うと異性に対して耐性がなさすぎるためです。

電話口とか、顔を合わせないチャットとかは割と平気なんですけど、顔を合わせて話したり何かをしたりと言うのが当時とても苦手で(ある程度解消された今でも苦手です)、苦手を通り越して怖いの領域に来ていました。
その理由としては、女子校で同世代の異性と全く付き合いがなかったので耐性がなくなったからかなと思ってますが、同じ女子校でも平気で異性と関われる人もいるので、なんとも言えません。

なのでのらりくらりとかわしつつ(私が異性と顔を合わせるのが苦手なこと、今会うには早いから秋口に会おうと提案しました)、それまでに心の準備をして、なんとか某氏に会えるように頑張るぞと考えていたその数週間後──

某氏「早く会いたいから8月末飛行機とっちゃった」


???
やめてくれぇ???


ちょっとどころではない殺意を見知らぬ異性に抱きながらも、取ってしまったものをキャンセルさせるわけにはいかないので、どこに連れて行くかネットで検索したり、初っ端から2人きりで会いたくないから初日は知り合い絶対連れて行くからなと(某氏について話している知人がいた)宣言したり、顔が分からないと困るからと顔写真を交換(同じ歳とは思えない落ち着き具合にびっくりした)したりしていると、某氏が来ると宣言していた日Xデーがやってきました。



未知との遭遇

最初は知人と待ち合わせ場所に待機する予定でしたが、諸事情により一人で迎えに行くことに。
人でごった返す中、知人と通話で連絡を取りながら、慣れないお洒落に気まずさを感じつつ待ち合わせ場所で待っていたところ、

ずっと顔を覗き込むようにうろうろしている背の高い不審者が鬱陶しく視界に入ってくる。

なんだこのおっさんと思いましたが、

某氏「紺さん?」
私 「某氏さん?」

なんと某氏でした(思った以上に落ち着いている顔なので写真もらっても判別できなかった)。

ネットで知り合った人と付き合うことになった①(出会い編)

はじめに


私は九州(鹿児島)、某氏は中部(愛知)に住んでいるため、どうやって知り合ったのかと聞かれることが多いですが、



お察しの通りインターネットです。


でもネットで知り合った相手と付き合っているというと、いい顔しない方っているじゃないですか(周りにいる)。
なので、それとなーくボカすことが多いのですが、生まれてから一度も鹿児島県外に住んだことない私に、関西出身で他県に在住歴はあるけれど、九州は行ったこともない某氏、あまりにも接点がなさすぎてボカすのが非常に難しい。

これは個人的な疑問なのですが、ネットで出会ったカップルの皆さんはどう答えているんでしょうか。素直にネットと答えるのか、別の理由をつけているのか……。別の理由で答えているなら、どう答えているのか教えて欲しいと思う今日この頃です。



インターネットで出会った話


某氏と出会ったのは某チャットサイトになります。
チャットサイトというと出会い系を想像しがちですが、私が利用していたサイトは非出会い系で、年齢層も老若男女問わず幅広く利用されており、名前も顔も知らない人と「今日も疲れたねー」とか「おすすめの音楽は?」と気兼ねなく話せるので、高頻度で利用してました。
(非出会い系サイトではありますが、やはり出会い目的のHENTAIがいるので彼らに"釣り"をするのもやってました)

2017年6月上旬
その日も楽しくチャットを楽しんでいるとき、彼は現れました。

"1週間ぶりにシコった"

…………

はい?????????


初対面からやべえワードをぶつけてくる


困惑しました。
普通最初の言葉といえば、挨拶とか、今何してる?とか、当たり障りのない言葉から入ることがほとんどです。
しかし、この人は1週間ぶりにオナニーをしたという割とどうでもいい報告をしてくるだけで、それ以降何か文章を送る気配がありません。
出会い厨じゃないのか?とも一瞬考えましたが、出会い厨は性別及び年齢の特定(希望の属性でない場合はチャットを切るため)、もしくはセックスしようとこちらに声を掛けてくるパターンが非常に多いです(勿論違うパターンもあります)。それに該当しないということは、「出会い厨じゃないただの変な人なのでは?」と結論付け、私は最初の発言に対する返答をしました。


"久々にやってどうだった?"

冷静に考えて私も何故感想を聞いたのか謎なんですけど、まあ、多少はね?

"気持ちよかった。たくさん出た"

だろうな。


意外な接点


その後、話してみると意外に普通に話が通じる人物で(どうせ切られるだろうとオナニー報告を初手から打ち込んでいただけで、割とまともだった)、かなり共通点が多いことが判明しました。
簡単に羅列すると、

・別学出身(男子校・女子校ってやつですね)
・趣味嗜好が近い
・日本独自のインターネット文化が好き(真夏の夜のナントカとか某土竜とかITに強い弁護士とか)
・同じ歳(お互い早生まれという部分も合致)


もはや生き別れの双子か同一人物レベル


ここまで共通項が多いとチャットだけで終わる関係は勿体無いとのことで、お互いカカオトークのIDを交換し(LINEよりカカオの方がリスクがないから交換しやすいため)、チャットからIM(インスタントメッセンジャー)に場所を移して知らない他人から知人としての付き合いを始めることになります。